最近の活動から あごの関節
2003年2月3日
去年の秋、兵庫県のある高校で「現代日本語」の授業を6回行いました。そのとき、口の開き方が足りない生徒が何人かいることに気がつきました。上の歯と下の歯が、ほぼ合わさった状態で「あ」といったり「は」といったりするので、音(オン)に明るさがありません。あごの関節が閉じられたままなので、正しい母音が作れないのです。 写真-教室で

若い世代に特有な現象かしら…と思っていましたが、そうとばかりもいえないことがわかりました。年末に「吉田の教室があれば、朗読や語りを学びたい…」という女性に会ったときのこと。話し方にどこか不自然さを感じたのは、やはりあごの関節が動かないからでした。

歯科医によれば、あごの関節を長い間使わないでいると、周りの筋肉が衰え、口を開けたり、噛んだりする力が失われるそうです。私はアナウンサーとして「発音」の面から、「閉じられたあごの関節」が気になります。

朗読や語りは、舞台の芝居のように「演じるもの」ではありませんので、「朗読開始!」や「語り、ヨーイドン!」のように、あまりにもふだんのその人と違う雰囲気になるのは好ましくないのでは…と、思っています。いろいろな考えが成立する世界ではありますが「ふだんのおしゃべりのときも、ふつうには口を開けてください…」と「吉田教室希望者」にお伝えしました。

(いただくメールやお便りで、多くのみなさんが、朗読やおはなしの活動や勉強を大変熱心にしていらっしゃることを知り、励まされています)
 
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