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前回の「○○円からお預かりします…」について丸山祥子さんのメール、パラオから。
「私が日本で働いていたときには、○○円お預かりします…と、指導を受けました。また、そのときには…以上でよろしかったでしょうか?…などと、変な日本語を使う人はいませんでした。」
祥子さんは「ヨルト パラオ」(パラオの風)というギフトショップのオーナー。びっくりするほど、大きく、強く輝く瞳の持ち主です。
祥子さんのメールで思い出したことがあります。
ダイビングに訪れたパラオで、たびたび不思議な体験をしました。高齢のパラオ人がきちんとした日本語を話すことです。
はじめに驚かされたのは ダイビングショップ「アンテロープ」で、夜、警備をしている人から「失礼ですが…沖縄の方ですか?」と質問されたとき。美しい共通語のイントネーション。南の島で聞く格調高い日本語に、ハッとしました。
戦時中、日本の軍人が、パラオで「日本語教育」を施したそうで、はじめは小学校5年生まで、戦局が険しくなってきたときには2年生まで、日本語教育が行われたと聞きました。当時のこどもたちが、今お年寄りになっていてとても美しい日本語を話すのです。
揺れて、どんどん変化し、正しさも美しさも失いつつある「日本の日本語」にはすでにない、日本語らしい日本語が「真夏のクリスマス」を祝う南の島に保存されています。
パラオに日本語を聞きにゆきたくなる、丸山祥子さんからのメールでした。
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